オスグット施術
ずっと取れない膝の痛みは成長痛ではないかもしれません!
あなたの膝(ひざ)にこんな症状はありませんか?
- 膝下が腫れ上がってきた
- 正座が出来ない
- ストレッチすると膝が痛い
- 自転車が痛くて漕げない
- 曲げ伸ばしをすると膝が痛い
- しゃがむと膝が痛い
- 階段の昇り降りが痛い
- 膝が冷えると痛くなる
- 走ると痛い
もしかするとその膝の痛みは単なる成長痛ではなく、「オスグット」かもしれません!
例えば成長期の子どもが「膝がいたい」と言いだしたら大抵の家庭では「成長痛だから仕方が無い」「我慢しなさい」と教える・教わるのではないでしょうか?
そして、そういわれた子供達は痛い足を我慢して日常生活や部活を続けます。
ですが大人が真剣に耳を傾けないだけで、歩けない程の痛みを子どもが抱えている場合もあります。
オスグットの症状が出た膝は本当に痛いです。
スポ根と言われていた時代は「辛い時こそ頑張る」「我慢は美学」と捉えられてきましたが、現代では痛みの原因がわかれば施術で改善する事が可能です。
残念な事に、オスグッドは特にスポーツを一生懸命頑張る子に出やすい症状です。そういった子どもたちは足に違和感があったり、多少、骨が変形していても動ける内は練習に参加してしまう場合がほとんどです。
ですが、この症状を放っておくと最悪の場合、痛みの原因となっている膝下の筋肉と骨がくっついている部分が剥離(骨が筋肉に引っ張られて取れてしまう)状態になってしまう事があります。
こうなってしまったら、いままで頑張ってきた練習を完全にストップして、長期の戦線離脱は免れません。子どもに成長痛が現れたから鍼灸整骨院、整骨院、整形外科などに飛び込むという方は少ないかもしれませんが、学生時代の長期休養はその子の将来にまで影響を及ぼしてしまう大切な問題です。
◆ オスグットってなに?
特に成長期の子供10から14歳に起きる障害でよく「成長痛」と混同されます。
「成長痛」は急激に身長が伸びたり、骨の筋力が強くなるなどの変化によって人体の各部位に痛みを生じます。
そのため、多くの家庭では成長期の身体の痛み=成長痛と考えてしまいがちです。
成長痛とオスグットの一番の違いはオスグッドの場合、主に膝頭からスネとの間接部分あたりの狭い範囲に痛みが集中します。
◆ 成長痛との違いをもっと詳しく
成長痛というのは、文字通り成長の段階でかかと、足の甲、腰、手首など、骨の端っこが痛くなる症状を表しています。
実は正式名称があって、名前は骨端症(こったんしょう)という病名です。
骨端症の主な原因は骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、骨端の成長軟骨の壊死により、炎症が起きて痛みが生じるというものです。
人体は基本的に骨が筋肉よりも先に成長して、それに引っ張られるように筋肉が成長していくのです。
また、低学年の時は特にかかとに症状が出やすいです。
子どものかかとの骨はまだしっかりと他の骨にくっついていません。その為、ジャンプしたり、走ったりするとふくらはぎの筋肉にかかとの軟骨が引っ張られて負荷がかかり炎症を起こして痛くなります。
また高学年に多いのが成長痛による腰痛です。
これは背骨の成長にともなって筋肉がひっぱられ、圧力がかかってしまう箇所が炎症を起こして痛みを引き起こしています。
このように、成長痛は体のいたる所で発生するのです。
◆ 頑張り屋さんに症状が出る可能性が高い!?
一方のオスグットはスポーツ障害の一種として考えられており、太ももの収縮動作が継続的に繰り返されるスポーツを頑張る子どもによく見られる症状です。
具体的な動作として
●ジャンプ動作
●ダッシュ動作
●素早い切り返し動作
などの動きを頻繁に、そして繰り返し求められるスポーツをしている子供がなりやすいです。
例えば、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、陸上競技などがそれにあたります。
◆ なぜ頑張り屋さんがかかりやすいの?
オスグッドのメカニズムは、主に膝を伸ばす時に強い力を発揮する太ももの筋肉を使いすぎることにより起こります。
太ももの筋肉は膝のお皿の上を通り、その下のスネの骨にくっついています。
筋肉は本来、柔軟性に富んでおり、とても伸び縮みの幅があります。しかし、使いすぎると筋肉は硬くなり、縮んだ状態が続く事になります。
例えば、この状態を簡単に表しているのが「力こぶ」です。力こぶを出すように肘を曲げて、力を入れてみてください。筋肉を使うという事は筋肉が硬くなるという事と同じです。
その結果、太ももの筋肉が硬く、伸びない状態になり、スネの骨とくっついてた筋肉が炎症を起こして痛みが発生します。またそれと同時に骨が隆起して膝の下にぽっこりとしこりが出てくる場合もあります。
つまり、毎日毎日かかさずに筋肉を酷使して、筋肉に休む暇を与えない場合、どんどんと筋肉が硬くなってしまうのです。
これが、練習に一生懸命に取り組む頑張り屋によく症状が出るという理由です。
武道をしているとオスグッドにはならない!?
実は、武道(空手・剣道・柔道)などをする子はオスグッドにならない傾向があります、その主な要因として「正座」をする事があげられます。
後述しますがオスグッドの症状が現れる要因はスポーツをするだけでなく、身体のバランスが悪かったり、骨盤のゆがみから出てくる場合もあるのです。
オスグッドになりやすいといわれているスポーツでも、そのスポーツを行う事で炎症が起きるというよりは、少し痛くなった足を庇いながら部活やスポーツを続けてしまう事で症状が悪化する傾向にあるのです。
つまり、右の膝が痛くて庇いながら練習していたら、左の膝に余計な負荷がかかって両方とも痛くなってしまうという状態です。
そういった状態になってから、鍼灸整骨院、整骨院、整形外科などに行くよりは痛いと感じた時に施術を開始する事が肝心です。
◆ 成長期であればスポーツをしていなくても症状が出る?
とはいえ、スポーツをしていない子どもでもオスグッドの症状が出る場合があります。
いわゆる猫背の子供達です。猫背は知らない間に背骨を支えている土台、脚の付け根の部分である骨盤を後ろに下げてしまいます。
その結果、骨盤にくっついている太ももの前側の筋肉に負荷がかかって、筋肉がひっぱられ、先ほどと同様に太ももの筋肉が、硬く伸びない状態になってしまうのです。
またその他にも、自転車によく乗る環境にある、睡眠不足、ストレス、家庭内不和、自律神経の乱れなどの要因からオスグッドになってしまう子ども達もいます。
以上のように様々な要因から発生するオスグッドですが、成長痛と混同して間違った痛みのケアを実行している場合が多いのが現状です。
いったいどのようなケアがよくないのでしょうか?以下に確認しましょう。